伊藤 義美 (ITOU, Yoshimi)    【 スタッフ 】

 

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心理臨床, PCA(パーソンセンタード・アプローチ),フォーカシング/フォーカシング指向心理療法, エンカウンターグループ,スクールカウンセリング

研究領域 research areas

研究テーマ:人間のパーソナリティ変容や心理的成長のプロセスとアウトカムの研究、カウンセリング・心理療法、フォーカシング(フォーカシング指向心理療法)の理論的・実践的研究、エンカウンターグループの理論的・実践的研究、スクール・カウンセリングの理論的・実践的研究、コミュニティ・アプローチの研究

研究紹介:専攻は、臨床心理学、カウンセリング心理学である。主に児童・青年期や成人の来談者(クライアント)に対してカウンセリング・心理療法を臨床実践している。その基本的な治療的立場は、パーソンセンタード・アプローチ(人間中心のアプローチ、クライアント中心療法ともいう)とその発展であるフォーカシング指向心理療法(あるいはフォーカシング)である。またロジャーズ,C.R.のベーシック・エンカウンターグループ(基本的出会いグループ、小集団で集中的に経験される心理的成長志向のグループ)とジェンドリン,E.T.のフォーカシング(治療、予防、発達・成長、教育・訓練に使用できる心理臨床学的方法)のワークショップやトレーニングを行っている。現在関心がある研究テーマは、(1)セルフヘルプ・フォーカシングの開発、(2)エンカウンターグループ・ファリシテーターの養成訓練、(3)フォーカシング・トレーナーの養成訓練、(4)カウンセリング・心理療法のプロセス(過程)とアウトカム(結果)の研究、 (5)児童・青年期・成人期・老年期の臨床心理学的研究、である。

専門分野:カウンセリング心理学、臨床心理学、人間性心理学、パーソナリティ心理学、教育臨床心理学、コミュニティ心理学

. 略歴 biography

     ・学 位:博士(教育心理学)
     ・最終学歴:名古屋大学大学院教育学研究科博士(後期)課程満了

研究実績  publications

著書 Books

『ヒューマニスティック・サイコセラピー ケースブック1』(編著)、ナカニシヤ出版、2008年.   
『現代臨床心理学』(編著)、ナカニシヤ出版、2008年.
『新版現代心理学』(共著) 培風館 2007年
『エンカウンター・グループと国際交流』(共著) ナカニシヤ出版 2007年
『自閉症:その概念と治療に関する再検討』(精神医学選書第8巻)(共訳)、黎明書房、2006年.
『心のケアのためのカウンセリング大事典』(共著) 培風館 2005年
『フォーカシングの展開』(編著)、ナカニシヤ出版、2005年.
『パーソンセンタード・エンカウンターグループ』(編著)、ナカニシヤ出版、2005年.
『臨床心理基礎実習』(共著)、培風館、2004年.   
『ロジャーズ:クライエント中心療法の現在』(共著)、日本評論社、2004年.  
『臨床実践の知:実践してきたこの私』(共著)、ナカニシヤ出版、2003年.   
『心理学基礎事典』(共著)、至文堂、2002年.
『フォーカシングの実践と研究』(編著)、ナカニシヤ出版、2002年.
『ヒューマニスティック・グループ・アプローチ』(編著)、ナカニシヤ出版、2002年. 
『フォーカシングの空間づくりに関する研究』(単著)、ナカニシヤ出版、2000年.  
『パーソンセンタード・カウンセリング』(単訳)、ナカニシヤ出版、2000年.  
『フォーカシング指向心理療法(下):心理療法の統合をめざして』(共訳)、金剛出版、1999年.
『パーソンセンタード・アプローチ:21世紀の人間関係を拓く』(共編著),ナカニシヤ出版,1999年.

論文 papers

・フォーカシング的態度と自己注目が抑うつに与える影響(共著)心理臨床学研究,26(4),488-492,2008年.
・不快な感情状態での音楽聴取が感情と記憶に及ぼす影響(共著),日本音楽療法学会誌,8(1),76-85,2008年.
・日韓における児童・青年期(小・中・高校生)の自己主張・表現行動の検討-文化差・発達査・性差-(共著),人間性心理学研究,25(1),51-62,2007年.
・「ことばや語句」と「絵や写真」についてのフォーカシング体験の比較検討(共),カウンセリング研究,39(2),63-71,2006年.
・6ステップ法によるフォーカシングの訓練について, 情報文化研究 , 第17号, 113-125, 2003年.
・教育に関連する臨床心理学研究の動向と課題, 教育心理学年報,42,119-129,2003年.
・フォーカシング体験とパーソナリティの研究, 情報文化研究, 第15号, 97-113, 2002年.
・付箋紙を用いたフォーカシングの空間づくり, 情報文化研究, 第14号, 169-183, 2001年.
・自分にとって重要な「ことば」についてのフォーカシング, 情報文化研究, 第13号, 9-19, 2001年.

その他 Others

・エンカウンターグループやフォーカシングが追求する人間社会が現実化することを願っています.  

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